地下鉄の駅の改札を抜け、出口に向かって歩いていると、前からたくさんの人・人・人。
ぶつからないように気をつけながら前に進む。
すると、前方からとても良い姿勢で胸を張って堂々と颯爽と直進してくる大柄の男性。
「私はこの道しか歩きません!」と言う声が聞こえてきそうだ。
ぶつからないようにさっと避けた。
確かに正しい歩き方ではあった。
でも、正しい歩き方だけど、美しい身のこなしではない。
美しいと感じられなかったのはなぜだろう。
きっとそこに他を慮る「心」が感じられなかったから。
美しい身のこなしは「心」ありきである。
Emiko Manners Academy
代表 小林 恵美子