つい先日、何気なくテレビをつけると、2019年3月に引退されたイチロー元プロ野球選手の特集番組が放送されていました。
引退後も、人に夢と希望を与え続けるお姿に、神々しささえ感じながら、見入っておりました。
実家の和歌山でも高校生に野球の指導をされ、最後にはお一人お一人の目をしっかりと見ながら握手をされ、高校生の皆さんも、憧れと羨望の眼差し。
「彼らに恥ずかしくない生き方をしなければと思う」
握手後に語る彼の言葉に、深く感じ入りました。
引退会見での感銘を受けた言葉をご紹介させてください。
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人よりも頑張ることはとてもできない。
あくまでも計りは自分の中にある。
自分なりに計りを使いながら、限界を見ながら、ちょっと超えていくということを繰り返していく。
そうすると、いつの日かこんな自分になっているんだという状態になって。
少しずつの積み重ねは、それでしか自分を超えていけないと思う。
一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、続けられないと僕は考えているので、地道に進むしかない。
進むだけではないですね。
後退もしながら、ある時は後退しかしない時期もあると思うので。
でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。
それは正解とは限らない。
間違ったことを続けてしまうこともあるが、そうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えない。
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ひと言ひと言が胸に響き渡ります。
コツコツとひたむきに努力することこそが、高みに到達するためのシンプルな答えだと、痛感いたします。
Emiko Manners Academy
代表 小林 恵美子