身支度するとき、私たちは前から見た自分の姿はよく見ています。
ところが、後ろ姿には無頓着になりがちです。
しかしながら、目が合わない分、あなたの後ろ姿は思いの外、よく見られています。
お客様の2〜3歩前を歩いてご案内しているとき
大事な商談が終わって部屋を出るとき
椅子に座ってパソコン作業をしているとき
お会計のレジで並んでいるとき
駅に向かって歩いているとき
食事をしているとき
様々なシーンで、あなたの後ろ姿は意外と見られています。
松下幸之助氏は、松下政経塾の面接試験で、受験生のどこをよくご覧になっていたでしょうか。
驚いたことに、部屋に入ってくる姿でなく、部屋から出ていく後ろ姿をじっと見ていらしたそうです。
そして、このようにおっしゃったそうです。
「人間はな、こんな狭い部屋でも、入ってくる時はみんな余所行き。
出ていく後ろ姿に普段の様子が表れるのや」
気を抜いている瞬間にこそ、普段のあり方、本心、人柄が表れる。
本当にそうだなと思います。
あなたはどんな人に見られたいですか?
Emiko Manners Academy
代表 小林 恵美子