No.34 人格は、後ろ姿に現れる

身支度するとき、私たちは前から見た自分の姿はよく見ています。

ところが、後ろ姿には無頓着になりがちです。

 

しかしながら、目が合わない分、あなたの後ろ姿は思いの外、よく見られています。

 

お客様の2〜3歩前を歩いてご案内しているとき

大事な商談が終わって部屋を出るとき

椅子に座ってパソコン作業をしているとき

お会計のレジで並んでいるとき

駅に向かって歩いているとき

食事をしているとき

 

様々なシーンで、あなたの後ろ姿は意外と見られています。

 

松下幸之助氏は、松下政経塾の面接試験で、受験生のどこをよくご覧になっていたでしょうか。

 

驚いたことに、部屋に入ってくる姿でなく、部屋から出ていく後ろ姿をじっと見ていらしたそうです。

 

そして、このようにおっしゃったそうです。

 

「人間はな、こんな狭い部屋でも、入ってくる時はみんな余所行き。

出ていく後ろ姿に普段の様子が表れるのや」

 

気を抜いている瞬間にこそ、普段のあり方、本心、人柄が表れる。

本当にそうだなと思います。

 

あなたはどんな人に見られたいですか?

 

Emiko Manners Academy

代表 小林 恵美子