毎週木曜日は、「本日の言葉」をお伝えいたします。
さて、本日の言葉は、「〇〇を主張すると運命が悪くなる」です。
〇〇には何が入るでしょう。
答えは「正論」です。
トップセールスレディ育成塾(TSL)主宰の朝倉千恵子先生に教わりました。
確かに!!と私の経験を思い浮かべ、反省いたしました。
客室乗務員をしていた頃、日本人のお客様へのサービスのあり方について話していたとき、外国人乗務員と意見の違いで衝突してしまったことがあります。
その方は、職歴も長く私の大先輩。
入社したばかりの新人だった私は、先輩の考えに納得がいかず、話は平行線。
最終的には、私が折れましたが、心のもやもやは続きました。
振り返って思います。
なぜあのとき、正しい正しくないにこだわらず、自分の意見は一旦横に置いて、まずは先輩のご意見を聞かせていただこうと思えなかったのかと悔やまれます。
長年の経験値からくる貴重な考えをお話しくださっていることに感謝して、異なる意見にも耳を傾けることができれば、結果は変わっていたのではないかと感じます。
その上で、私の意見はこうです。と、私情を挟まずに、意見を冷静に伝えることができたなら、もっとより良いサービスに向けた新しいアイデアが生まれ、お客様に喜んでいただけたかもしれません。
自分のこと、目先の損得で物事を判断するのではなく、もっと大きなヴィジョンを描いて客観的に物事を俯瞰することができれば、違う未来が広がっていたかもしれません。
その考えは絶対に理解できない!と、否定したり拒否したくなる感情は、人間誰しも少なからず持っているものです。
ただ、このように考えると少しは楽になるのではないでしょうか。
「受け止める」ことと「受け入れる」ことは異なる。
たとえ相手の意見を受け入れることができなくても、受け止め、受容することならできる。
あなたが意見の異なる人を受け止めたとき、そこには新たな人間関係が生まれることでしょう!
正しさを主張する前に、まずは、姿勢を正して相手の言葉に「耳」と「心」を傾けましょう。
「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」
朝倉千恵子先生がおっしゃった言葉です。
本当にそうだと思います。
自分から率先して行動していくことで、仕事と人生がますます実り多きものとなりますように。
Emiko Manners Academy
代表 小林 恵美子