No.15 発声トレーニング

あなたが持っている声で、好感の持てる一番よい声は?

No.14のコラムでお伝えしたように、笑顔の声「笑声(えごえ)」でしたね!

 

以前、ある健康食品の通信販売の会社のコールセンターの方に定期便について質問したいことがありお電話した際、落ち着いた中にも、明るい笑顔を感じるお声で対応くださり、やはりこちらの商品も会社も信頼できるなと感じました。

 

商品知識や業務知識も丁寧に教えてくださり、最後の、「小林様、他にお手伝いできることはございませんか?」との一言に、さすが!と感じました。

 

お相手のお名前がわかっていれば、極力…ではなく、必ずお相手のお名前を呼んで差し上げましょう

たとえ、その一言がマニュアル化されていたとしても、ほんの些細なそのひとこと、心づかいが感動をもたらします。

 

さて、本日は、さらに相手に伝わる声を目指して「発声トレーニング」をしましょう!

 

わざわざ発声トレーニングをしているビジネスパーソンはそう多くはないでしょう。

意識の高いほんの一握りの方々は、日々、トレーニングしていらっしゃいます。

アナウンサーでもないのになぜ?と思われるかもしれませんが、話す声にも仕事に対する熱意や人間性を表します。

 

何を言っているのかわからないようなボソボソした声の人からは、自信のなさを感じます。

自信と熱意があったとしても、残念ながらそれは伝わりません。

 

トレーニングは1日5分で構いません。

今日の5分があなたの仕事を変えます!

 

トレーニングは以下の3つです。

  1. 声のマネジメントの基本「腹式呼吸」
  2. 母音の発音「あいうえお」
  3. 滑舌練習「五十音(北原白秋)」

 

1.声のマネジメントの基本「腹式呼吸」

まずは、お腹を凹ませながら、口でゆっくりと6秒、息を吐きましょう。

次に、お腹を出しながら、鼻からゆっくりと3秒、息を吸いましょう。

 

いかがでしょう。

気持ちが落ち着くのを感じませんか。

腹式呼吸には3つのメリットがあります。

  • 喉に負担がかからない
  • 声の安定・持続・メリハリ
  • 緊張が緩和される

緊張していると呼吸が浅くなりがちです。

ぜひ意識して腹式呼吸をしてみてください。

 

2.母音の発音「あいうえお」

一音ずつ区切りながら、笑顔で滑舌練習をしましょう!

あ:指が縦に3本入るくらい大きく開ける

い:小指1本入るくらい開け、口角は耳元へ引き上げる

う:唇をすぼめ、やや前に突き出す

え:唇をやや左右に引く

お:口の中に大きな空間を作る

鼻濁音(びだくおん):助詞の「〜が」や2音節目以降のガ行などは鼻濁音になる。

鼻濁音で発声すると、聞き心地のよい響きになります。

 

3.滑舌練習「五十音(北原白秋)」

ゆっくりと口を大きく開けて練習しましょう!

お風呂に入ったとき、朝の身支度を終えたときなど、あなたの毎日のルーティンに加えてみてください。

 

わざわざ発声トレーニングをしているビジネスパーソンはほとんどいらっしゃいません。

だからこそ、ぜひやってみてくださいね。

 

今日の5分があなたの仕事と人生を変えます!

 

Emiko Manners Academy

代表 小林 恵美子

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