あなたが持っている声で、好感の持てる一番よい声は?
No.14のコラムでお伝えしたように、笑顔の声「笑声(えごえ)」でしたね!
以前、ある健康食品の通信販売の会社のコールセンターの方に定期便について質問したいことがありお電話した際、落ち着いた中にも、明るい笑顔を感じるお声で対応くださり、やはりこちらの商品も会社も信頼できるなと感じました。
商品知識や業務知識も丁寧に教えてくださり、最後の、「小林様、他にお手伝いできることはございませんか?」との一言に、さすが!と感じました。
お相手のお名前がわかっていれば、極力…ではなく、必ずお相手のお名前を呼んで差し上げましょう。
たとえ、その一言がマニュアル化されていたとしても、ほんの些細なそのひとこと、心づかいが感動をもたらします。
さて、本日は、さらに相手に伝わる声を目指して「発声トレーニング」をしましょう!
わざわざ発声トレーニングをしているビジネスパーソンはそう多くはないでしょう。
意識の高いほんの一握りの方々は、日々、トレーニングしていらっしゃいます。
アナウンサーでもないのになぜ?と思われるかもしれませんが、話す声にも仕事に対する熱意や人間性を表します。
何を言っているのかわからないようなボソボソした声の人からは、自信のなさを感じます。
自信と熱意があったとしても、残念ながらそれは伝わりません。
トレーニングは1日5分で構いません。
今日の5分があなたの仕事を変えます!
トレーニングは以下の3つです。
- 声のマネジメントの基本「腹式呼吸」
- 母音の発音「あいうえお」
- 滑舌練習「五十音(北原白秋)」
1.声のマネジメントの基本「腹式呼吸」
まずは、お腹を凹ませながら、口でゆっくりと6秒、息を吐きましょう。
次に、お腹を出しながら、鼻からゆっくりと3秒、息を吸いましょう。
いかがでしょう。
気持ちが落ち着くのを感じませんか。
腹式呼吸には3つのメリットがあります。
- 喉に負担がかからない
- 声の安定・持続・メリハリ
- 緊張が緩和される
緊張していると呼吸が浅くなりがちです。
ぜひ意識して腹式呼吸をしてみてください。
2.母音の発音「あいうえお」
一音ずつ区切りながら、笑顔で滑舌練習をしましょう!
あ:指が縦に3本入るくらい大きく開ける
い:小指1本入るくらい開け、口角は耳元へ引き上げる
う:唇をすぼめ、やや前に突き出す
え:唇をやや左右に引く
お:口の中に大きな空間を作る
※鼻濁音(びだくおん):助詞の「〜が」や2音節目以降のガ行などは鼻濁音になる。
鼻濁音で発声すると、聞き心地のよい響きになります。
3.滑舌練習「五十音(北原白秋)」
ゆっくりと口を大きく開けて練習しましょう!
お風呂に入ったとき、朝の身支度を終えたときなど、あなたの毎日のルーティンに加えてみてください。
わざわざ発声トレーニングをしているビジネスパーソンはほとんどいらっしゃいません。
だからこそ、ぜひやってみてくださいね。
今日の5分があなたの仕事と人生を変えます!
Emiko Manners Academy
代表 小林 恵美子