No.7 美しいふるまい【立ち姿④】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

立ち姿 Point 視線は相手に合わせ、顎は床と水平に

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

土踏まずに重心を置くことが

立ち姿を安定させる上で重要です。

 

頭の重みをまっすぐ下に落とします。

耳・肩・くるぶしが一直線になるようなイメージです。

 

頭が前後左右に傾きますと

重心が不安定になり、姿勢が崩れます。

 

頭をまっすぐにキープするためには

顎を床と水平にします。

 

顎が床と水平になりますと

視線は相手にまっすぐ届きます。

 

つまり、視線を相手にまっすぐ届ける意識は

よい姿勢につながるわけですね。

 

とは申しましても、目をじっと見続けるのも

圧迫を感じて居心地の良いものではありません。

 

視線は

たてが「目から胸」

よこが「両肩の幅」

の範囲内を見るようにすると良いでしょう。

 

顎の角度で人の印象は随分と異なりますので、

ご一緒に実験してみましょう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

まずは鏡の前に立ってみてください。

視線をまっすぐ前に向けたところからスタートです。

 

①まず、顎を思い切り引いて

鏡に映るご自分の目を見てください。

いかがでしょうか?

 

上目遣いになっていますね。

お願い事をしたり

媚びているような印象を与えませんか?

 

再び視線をまっすぐ前に向けてください。

 

②次に、顎を思い切りあげて

鏡に映るご自分の目を見てください。

今度はいかがでしょうか?

 

相手を、いいえ、あなた自身を

見下ろしていますね。

 

上から目線で威圧的な印象を受けないでしょうか?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

いかがでしたか。

 

一見、視線は、姿勢とは関係ないように見えますが

実は、連動しているのです。

 

あなたの顔を見ているのは

あなたではなく、相手。

 

ぜひ、相手に与える視線の印象も意識した

姿勢づくりをして行きましょう。

 

4回にわたり、立ち姿のポイントをお伝えしてまいりました。

 

Point かかとをつける

Point 背筋をまっすぐ伸ばす

Point 肩の力を抜き、手は自然におろす

Point 視線は相手に合わせ、顎は床と水平に

 

正しい姿勢はすべてのふるまいの基本です。

 

ぜひ、普段の生活の中に取り入れてください。

私たちの姿は、人生に対する姿勢とイコールです。

 

爽やかな礼儀正しい印象で

よきご縁を結んで行かれますように。

 

Emiko Manners Academy

代表 小林 恵美子

お問い合わせ・お仕事のご依頼

法人様向けのビジネスマナー研修
マナーに関する講演・研修会を実施しています。
ぜひ私にお手伝いをさせてください。
お気軽にお問い合わせください。

CTR IMG