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立ち姿 Point④ 視線は相手に合わせ、顎は床と水平に
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土踏まずに重心を置くことが
立ち姿を安定させる上で重要です。
頭の重みをまっすぐ下に落とします。
耳・肩・くるぶしが一直線になるようなイメージです。
頭が前後左右に傾きますと
重心が不安定になり、姿勢が崩れます。
頭をまっすぐにキープするためには
顎を床と水平にします。
顎が床と水平になりますと
視線は相手にまっすぐ届きます。
つまり、視線を相手にまっすぐ届ける意識は
よい姿勢につながるわけですね。
とは申しましても、目をじっと見続けるのも
圧迫を感じて居心地の良いものではありません。
視線は
たてが「目から胸」
よこが「両肩の幅」
の範囲内を見るようにすると良いでしょう。
顎の角度で人の印象は随分と異なりますので、
ご一緒に実験してみましょう。
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まずは鏡の前に立ってみてください。
視線をまっすぐ前に向けたところからスタートです。
①まず、顎を思い切り引いて
鏡に映るご自分の目を見てください。
いかがでしょうか?
上目遣いになっていますね。
お願い事をしたり
媚びているような印象を与えませんか?
再び視線をまっすぐ前に向けてください。
②次に、顎を思い切りあげて
鏡に映るご自分の目を見てください。
今度はいかがでしょうか?
相手を、いいえ、あなた自身を
見下ろしていますね。
上から目線で威圧的な印象を受けないでしょうか?
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いかがでしたか。
一見、視線は、姿勢とは関係ないように見えますが
実は、連動しているのです。
あなたの顔を見ているのは
あなたではなく、相手。
ぜひ、相手に与える視線の印象も意識した
姿勢づくりをして行きましょう。
4回にわたり、立ち姿のポイントをお伝えしてまいりました。
Point① かかとをつける
Point② 背筋をまっすぐ伸ばす
Point③ 肩の力を抜き、手は自然におろす
Point④ 視線は相手に合わせ、顎は床と水平に
正しい姿勢はすべてのふるまいの基本です。
ぜひ、普段の生活の中に取り入れてください。
私たちの姿は、人生に対する姿勢とイコールです。
爽やかな礼儀正しい印象で
よきご縁を結んで行かれますように。
Emiko Manners Academy
代表 小林 恵美子