挨拶の時に欠かせないお辞儀は、三世紀の『魏志倭人伝』に記述が残されています。
長い歴史の中で受け継がれ、今に至ります。
では、なぜ「お辞儀」という行為をするようになったのでしょうか。
それは、急所である頭頂部を相手に差し出すことで服従を示すためです。
ですから、首だけを曲げたり、目を合わせたまま頭を下げたりするのはNG。
好印象を与える丁寧なお辞儀「分離礼」について確認しておきましょう。
- まずは、相手の目を見て、しっかりとご挨拶の言葉を伝えます。
- その後、腰から頭まで一直線にして体を前傾させます。
- 顔を上げたときに、もう一度、相手の目を見ます。(残心)
目が合わないと、あなたの気持ちが相手に伝わりません。
冷たい人だなと誤解をさせてしまうかもしれません。
ぜひ、最後にもう一度相手の目を見て、相手の心に素敵な印象を残しましょう。
「お辞儀」は古の時代から今に連綿と受け継がれて来た、心のバトン。
あなたも目の前の大切な方を思う心を「お辞儀」に託して
素敵なご縁を結んで行かれますように。
Emiko Manners Academy
代表 小林 恵美子