東京の専門学校で10年間登壇し、
キャリア教育、マナー、コミュニケーション、
面接指導に携わってまいりました。
講師になって初めて登壇の機会をいただいたのは
「キャリアデザイン」の授業です。
キャリアデザインとは、
「自分の職業人生を自らの手で
主体的に構想・設計=デザインすること」
(コトバンクより)です。
社会人になれば、1日の大半は仕事と向き合うからこそ、
自分の仕事について考えることは
同時に、自分の人生を考えることでもあり、
10代、20代の若者たちは
なぜ生まれてきたのか?
なぜ生かされているのか?
その根源的な問いに真剣に向かい合い
これまでの人生を振り返り
これからの人生について熱く語り合います。
その姿は本当に頼もしく、
毎回心が震えます。
全12回の授業後の
感想の一部をご紹介させてください。
「あたりまえのことをあたりまえにできる人になる」
という言葉を小林先生から受け取り、
椅子をしまったり、靴を揃えたり、
机の上にかばんをおかないようにすることだったりと、
日常において何気ないことなのに
それができる人とできない人とでは、
社会に出てから大いに異なることを痛感しました。
そういったさりげないところに
気を使える人間になろうと思いました。
私はこの授業で「自分を変える」という
とても大切な課題も受け取りました。
今までの自分を変えることは
決して簡単なことではありません。
ですが、少しずつ実行して、
勉強や就職活動だけでなく日々の生活にも生かし、
周りの人に頼りにされるような人間になれるよう、
日々努力していきます。
(N.Sさん)
「心を変えることで、最終的には自分の人生が変わる」
これは小林先生が教えてくださったことだ。
どんなに小さな変化でも、
それが人生をプラスにしてくれるんだと考えることができた。
今までいろんなことから逃げてきた私を、
少しずつ変えていきたい。
「合わない人とも、関わってみる」
「苦手なことでも少しずつでも取り組んでみる」
これらを達成することができたとき、
私の人生はきっと良い方に変わっているはずだ。
自分の人生を変えるのは正直もう遅いと思っていたが、
「あなたたちはまだ朝6時です」という言葉に
とても勇気づけられた。
これから起きて準備しても、まだまだ間に合う私たち。
だから私は
小さな努力をし、小さな変化を起こし、
人生をよりよく変えていきたい。
(S.Oさん)
改めて、学生たちの決意に触れました。
天災や人災によって無念にも
人生の時間を閉じなければならなくなった方々が
生きたかった「今」、そして、「未来」。
その時間を、
私たちは生かされていることを忘れずに
一度きりのこの人生を
大切に生きて行きたいと願います。
初回の授業から、丸10年が経ちました。
1年目に担当した学生たちは
20代後半になり、
後輩を指導、育成する立場になられました。
時にくじけそうになることもあることと思いますが
人は何度でもやり直すことができます。
いつからでも変わることができます。
キャリアは人生をつくります。
人のせいにせず、絶対無理だと諦めない不屈の精神で
日本、そして、世界で力強く活躍していただきたいと
心から願い、これからも全力で応援しております!
Emiko Manners Academy
代表 小林 恵美子